糖尿病は日ごろからの予防と早期発見が鍵!

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糖尿病/治療法/食事用法/運動療法予防/薬物療法

糖尿病の治療として行われる食事療法と運動療法を並行して行うことが血糖値を下げるための基本的に有効な治療方法となっています。食事療法と運動療法の効果とその方法についての説明をします。また2つの治療を行っても血糖値のコントロールが難しい時に行われる薬物治療の説明をします。

糖尿病/適正エネルギー

人間にとって食事は生命を維持していくためにとても重要なことです。人間が1日に最小限必要なエネルギー量を、「適正エネルギー量」といい、その単位がカロリーとなります。適正エネルギーを計算するにはまず標準体重「標準体重(�s)=身長(m)×身長(m)×22」を計算します。適正エネルギー量は「適正エネルギー量(Kcal)=標準体重(�s)×体重1�sあたりの必要なエネルギー量(Kcal)」で算出します。体重1�sあたりの必要なエネルギー量は、年齢や身長や体重、性別や毎日の生活の活動量によって異なります。主婦や事務などあまり動かない職業の人は「軽い=25Kcal」、重労働などをしないセールスマンや販売員などは「普通=30Kcal」、肉体労働や運動選手などは「重い=40Kcal」と考え、計算式に当てはめて計算します。健常な人ならこの適正エネルギー量を参考にしながら食生活を送れば、健康な身体を維持することが可能ですが、糖尿病患者にとっては、血糖値の上昇を抑えるために、この適正エネルギーに患者の治療経過や活動量などを考慮し、医者が修正を加えた「指示エネルギー」に従って、食べものの質や量を抑えながら食事療法を進めていきます。

指示エネルギー

医師よって患者1日あたりに必要なエネルギー摂取量を決められたものを「指示エネルギー」といいます。糖尿病の食事療法では、この指示エネルギーを80Kcalで割った数を1単位として、1日にその単位数の食事をとるように指導されます。例えば指示エネルギーが1600Kcalの人の場合、「20単位=1600Kcal÷80Kcal」となり20単位の食事を1日にとることができます。この単位の中で栄養のバランスを考えながら食事の献立を決めていきます。特に糖質・たんぱく質・脂質は3大栄養素といわれ、1日に必要最低限摂取する量が決められています。また、ビタミンやミネラル、食物繊維などが摂取できる野菜等の食品も毎日最低限摂取する量が決められています。食事は毎日のことですから、食品別のカロリーを知っておく必要があります。「食品交換表」はさまざまな食品が80Kcalの場合、どのくらいの量になるか書かれてあります。

食品交換表

「食品交換表」は、1単位80Kcalの食品をグラム別、栄養素別にグループ分けしています。第1表…「主に糖質を含む食品(穀類・いも糖質の多い野菜と種実、大豆を除く豆類)」第2表…「果物」第3表…「主にたんぱく質を含む食品(魚介類・肉類・卵・チーズ・大豆とその製品)」第4表…「主にたんぱく質を含む食品(牛乳とチーズを除く乳製品)」第5表…「主に脂肪を含む食品(油脂・多脂肪性食品・アボガド)」第6表…「主にビタミン、ミネラルを含む野菜や海藻などの食品」別表「みそや醤油、砂糖、ケチャップなどの調味料」これらの分類表を参考にして1日3食、バランス配分のとれた献立を考えます。ただ食事は毎日のこととなりますので、「食品交換表」と毎回睨めっこをしていたのでは、食事を作る人にとっても大きな精神的負担がかかります。糖尿病食は特別とは考えずに、家族の健康維持にも役立つメニューとして取り入れると考えればよいかもしれませんし、またどうしても難しいと思う人は、市販されている「糖尿病メニュー」などを利用するのも一つの手段です。